公開セミナー「一緒に学ぼう!考えよう!社会的養護経験者の自立を支える仕組みについて Part.2」を開催しました

 2024年10月20日(日)13:00~16:30に、国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)社会技術研究開発センター(RISTEX)「SDGsの達成に向けた共創的研究開発プログラム(SOLVE for SDGs)」の研究プロジェクトとの共催で公開セミナー「一緒に学ぼう!考えよう!社会的養護経験者の自立を支える仕組みについて Part.2」をオンライン形式で開催しました。

 全国の児童養護施設職員、里親、アフターケア事業所職員、自立援助ホーム職員、研究者等、約50名(申込者:68名)の方が参加してくださいました。

 プログラム

(高橋亜美氏の講演感想) アンケートより一部抜粋

・自立の促しが逆効果になる可能性があることや、支援者と支援される側が対等に向き合うことの必要性について初めて知り、実際に支援することの難しさがわかりました。また、歳をとるほど迷惑をかけてくないという気持ちから施設を頼りづらくなるというお話も印象に残りました。

・相手の荷物をこちらが背負わないということの大切さを改めて感じます。相手には自分の荷物を自分で持てる力があると信じるという視点はとても重要だなと感じました。

・支援者として、どんな相手も受け入れる必要があると思っていたのですが、もちろんその人としては受け入れたうえで、相手の言動に対しては、こちらの率直な気持ちを伝えるストレートなコミュニケーションもできるようになっていきたいなと感じました。

(恒松大輔氏の講演感想)

・自立援助ホームの実態や支援する側の思いなどが知れる機会となりました。今回のご講演から対等で向き合うこと、その子の力を信じることが大切なように感じ考えが改まりました。今後福祉の分野でいつかは就職したいと考えておりますので貴重な機会となりました。

・改めて自立援助ホームのありかたを見直すきっかけとなりました。いろいろな特性や難しさを抱えた子の対応の中で、つい指導的、管理的な視点に陥りがちになっていましたが、自分で決める・自分で動くという主体性を大切にするということをもう一度肝に銘じておきたいと思います。子どもたちとの関わりに対する自分自身のありかたを見直すきっかけになり、大変ありがたい内容でした。

ご講演いただいた方並びにご参加してくださった皆様、誠にありがとうございました。